キーボードに飲み物が豪快にかかってしまい、エアダスターで外から吹き飛ばしたところ、当日は問題なかったのですが、翌日になってスペースキーが反応せず、また押してないときに勝手に連打されるようになったので分解清掃
しました。
対象キーボードはFILCOの「Majestouch Convertible 2 Tenkeyless」で、キーはメカニカルの赤軸、BluetoothとUSB両対応、テンキーレス、日本語かな有りというモデルです。
FILCOのメカニカルキーボードの良いところは壊れた1台目を保管しておき、2台目のキーが壊れたら、1台目のキーをハンダごてで外して移植して使える点です。
特にEnterキーやスペースキーなどは打つ頻度が高いので故障しやすいですが、キー自体はEnterでもSpaceでも同じなので移植しまくりで長く使えます。
下は部品取りにしてた茶軸です。
倉庫に放置してたのもあって余計に汚いです。
アップにするともっとアレですね・・・
軸が茶色なので茶軸です。
裏の半田を外せばキーが取れるので結構簡単に移植できます。
あと、キートップもずっと同じなので古いUSB接続のみの茶軸のキーが最新モデルの赤軸などでもそのまま使えます。
別売りもしてます。
下は今回の赤軸です
ネジで固定されてるのは3個所で、左右はトルクスの10(T10)で星みたいな形状の頭で、中央の電池部分はプラスネジです。
写真の左端は「OK」という丸いテープで隠してあるのでテープを剥がして外します。
ネジを外したらカバーはマイナスドライバーでこじって開けます。
隙間が狭くて電工ドライバーみたいなのだと入らないので、精密ドライバーのマイナスを使いました。
結構強くこじる必要があるので中に傷がつきますが見えない場所なので大丈夫です。
キーボードの上下とも同じように何箇所か爪でハマってるので、ガンガンこじって外します。
キーボード上面のカバーが外れたところです。
まだ下部が残っていますが、これは基盤とキーボードとピンで接続されているだけなので、こじったりしないように真上に持ち上げるように抜きます。
わりとしっかり固定されてるので、最初はどこかに隠しネジがあるのかと探しましたが、ネジはなく基盤のピンだけでした。
赤丸の部分がそうです。
アップにするとこんな感じです。
オス側(キーボード下側)
メス側(キーボード上部側)
分解できるのはここまでで、キー交換する場合は裏面のハンダを外せばキーが取れます。
今回は飲み物をこぼしてスペースキーがおかしくなったので分解しますが、FILCOのキーボードは剛性を出すためか、基盤に鉄板が固定されており、この基盤と鉄板の隙間に液体が残ることが多いので、エアダスターなどでしっかり飛ばすと大抵直ります。
今回もこの隙間をエアダスターで飛ばしたところスペースキーが復活しました。
以下は写真撮影するの忘れたのでUSBの茶軸のものですが、今回の赤軸も同じように基盤に鉄板が固定されており隙間があります。
横から見たところ
汚物ですいません・・・
缶タイプのエアダスターだとパワー不足で奥の水分が飛ばないので、1馬力(750W)くらいのエアーコンプレッサー(だいたい0.78MPaくらい)で飛ばすと完璧です。
今回はかなりパワーが下ですが、マキタ18V互換のエアーコンプレッサーで何とか直りました。
なければ袋に乾燥剤を複数入れてキーボードを入れて1日~2日放置でもいいと思います。
おしまいです。
コメントフォーム