日立のコードレス掃除機「ラクかるスティック PV-BL2H」のヘッドの分解清掃(ヘッド品番:D-DP22)

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日立のコードレス掃除機「ラクかるスティック PV-BL2H」のヘッドの分解清掃の記事です。

ヘッドの品番はD-DP22という回転ヘッドでも小型のモデルが使われており、ヘッドの軽さは扱いやすさそのもので、とても軽い力であちこち振り回せるので凄い軽々掃除できるのが特徴です。

回転ヘッドなので絨毯などのゴミもかき上げて吸ってくれるのでかなり使いやすいのですが、髪の毛や糸くずなどが非常にからまりやすく、特にロングヘアというか短髪じゃない方(男女問わず)の部屋とか共同の居間とかあると、頻繁にヘッドの回転ブラシ(ローラー)を外して掃除する必要があります。

100Vタイプの日立の掃除機も2台併用してますが、ヘッド部のモーターのパワーや、パイプの口径、そもそも吸込仕事率が断然違うと思いますが(充電・バッテリータイプは基本的に吸込仕事率が記載してないです)、100Vタイプより断然、毛が絡まってローラーが回らなくなる頻度が高いです。

コードレスの回転ヘッドがあるタイプは頻繁に掃除が必要ですが、掃除しても回転ブラシが回転しなくなる事があり、ヘッドを分解してみたらベルトとモーターがある側(ヘッドの緑色のパーツがある側)の内部にも毛が入り込んで絡まっていたので分解清掃の記事にしてみました。

まず、ヘッドが正常に回転するかどうかチェックします。

ヘッドが回転するスイッチは下の画像の赤丸のタイヤを押すのですが、この状態では安全のためかタイヤがロックされて押せません。

チェックする場合はヘッドを写真とは逆向き(掃除する時の向き)にすると、タイヤが押せるので、その状態でタイヤを押して、掃除機をONにして回転ブラシが回転するか確認します。

回転しない場合は毛クズが詰まっているのが原因のほとんどなので回転ブラシを外して掃除しますが、まずは説明書にあるように下の手順で回転ブラシを外します。

毛くずなどが詰まって回転ブラシが回転しない状態で使っているとモーターが焼付きを起こし、末尾に書いてますが、接点不良やコイルの損傷を起こしてモーターが駄目になりますが、同じモーターを入手しようとすると高い(送料込みで2024/10時点で送料込みで3600円~5000円)ので、ヘッドが正常に回ってるかというより、軽くスムーズに回っている状態を維持するよう、回転を邪魔する毛くずには常に注意したほうが良いです。

写真赤丸の爪を押しながら横に開くと外れてきます。

こんな感じです。

こんな感じで外れるので、絡まった毛くずなどを除去します。

特に端に巻き付いてると回転ブラシが回らない原因になるので、ラジオペンチなどを使ってむしり取ると良いです。

それでも回転しない場合、緑色のパーツがある側の内部にも毛くずや糸などが入り込んで絡んでいる場合があるので分解して確認します。

3年ほど使っていますが、その間に回転しなくてヘッドを分解して掃除したのが4回もあるので結構入り込みやすいみたいです。

あと、回転ブラシの黒いパーツがある側のプラスチックが削れてくると、回転ブラシが左右にガタつくようになり、緑色の側に隙間が出来たりするので余計に入り込みやすいみたいですね。
もしガタツキがあったら、端にある四角の黒いパーツを外し、ワッシャーをガタツキがなくなる程度に入れると良いです。

あと、タイヤのシャフトにも絡みついて動きが悪くなりますが、タイヤを外すと楽に掃除できます。

長い方のタイヤは左側のシャフトの下に、細い精密ドライバーのマイナスを入れてこじると簡単に外れます。

戻すときは、写真の右側に先にシャフトを入れ、左側を押し込むと入ります。

小さい方のタイヤも外れますが、外す時も戻す時も「かなり力技」なのと、あまり無理をかけると「割れる可能性」があるので、あまりおすすめしません。

自分の場合はもう10回以上、外して掃除して戻してますが、今のところ大丈夫です。

小さいタイヤは通常サイズのマイナスドライバー(幅6mmなど)を入れ、時計回りにドライバーを回転させながら、というか、こじってプラスチックパーツと開きながらタイヤを引っ張ると外れます。
結構強い力がいるので怪我や破損に注意してください。

外れました。

戻すときは、シャフトの写真右側を先に少し入れ、左側のプラスチックパーツを手で少し広げながら強引に入れていき、ある程度入ったらタイヤを押し付けると最後まで入ります(かなり力が要ります)

次はヘッドの分解です。

ヘッドの分解組み立ての中で、特にベルトやプーリー周りの組み立ては結構苦労するので、自信が無い方は器用な方にお願いした方が良いかもしれません。

写真の赤丸部分4箇所のプラスネジを外します。

下の写真はヘッドの裏側(パイプとの接続側|LEDが無い側)から見たところですが、ヘッドの上部パーツは左に爪があるだけで、右はロックの爪や差し込み爪などはありません。

爪の無い右の上部カバーを持ち上げるようにしていくと、左の爪も外れて全体がパカッと外れます。

右側には爪はありません。

外れました。

写真右の赤丸がロックの爪で、左の赤丸の個所の爪は前方向に差し込んでありますが、割とかかりが甘いので、上部カバーの右側を持って持ち上げていけば外れます。

上部カバーを外すと、パイプへの接続部(首振り部分)なども外れますが、特に外す必要は無いので戻すのが嫌な場合は養生テープなどで仮固定しておくと良いです。

ちなみに首振り部分を上に持ち上げると、下の赤丸の黒いプラスチックパーツとバネが飛び出てくるので無くさないように注意しましょう。

このパーツはヘッドを真っ直ぐの状態で軽くロックするためのもので、組み立てた状態で掃除機を左右に回転させてみると、真っ直ぐになったところでカチッと軽くロックされますが、このパーツがそうしてます。

このパーツです。

黒いパーツにはバネを保持するための張り出しが片側だけあり一応向きがありますが、試して見たところ、どちらでも問題なく機能しました。

外れてしまったら首振り部分をどかし、このパーツを入れてから首振り部分を装着します。

首振り部分は溝があるので、そこに入れて取り付けます。

次に、上部パーツを外す時に爪があった側を裏から見ると、黒いパーツ同士の間に隙間があるので、そこに精密ドライバーのマイナスを入れてこじります。

下の黒いパーツを下にズラすような感じです。

あとは、横にパカッと開いていくとモーターが外れます。

モーターは上部カバーと下の黒いパーツで支えられているだけでネジなどでは固定されていないので、そのまま外れます。

ゴムで繋がってますが、これの外し方とはめ方も一応記載しておきます。

下のはヘッドを組み立ててしまってから撮影したのでちょっと印象が違いますが、同じように脱着できます。

先端を引っ張って外します。

次にスライドさせて2段目も外すと取れます。

下のように2段になっているためにこういう外し方をします。

2つ突起がありますが、左の小さいのは入っているだけなので引っ張ると外せます。

右の突起は大きく、レールみたいなところにスライドさせて挿入してあるので、無理に引っ張るとちぎれてしまうので注意しましょう。

ヘッド側を見るとこんなかんじです。

右に穴があり、ここに差し込んであるので、外す場合は右方向にスライドさせます。

戻し方はその逆をします。

まず右の大きな突起を穴へ入れます。

そして左方向へスライドさせます。

最後に先端を押し込んだら元通りです。

この状態で清掃できそうであればこれ以上分解せず掃除しましょう。

緑色の丸いパーツと、その下の白いプーリーの間に巻き付いてる事があるので横からチェックしましょう。

外す場合ですが、ロックしてるのは写真の赤丸の個所の爪1個所だけです。

しかし、こじりにくい場所にあるので結構大変です。

自分の場合は精密ドライバー2本を使い、緑色のパーツと爪に精密ドライバーのマイナスをかけてこじりつつ、白いパーツと右の黒いパーツの適当な個所にかけてこじるという方法ではずしました。

しかし2本同時にこじるのは結構大変なので、誰かに片側を手伝ってもらうと良いです。

外れました。

白いプーリーの下にはワッシャーがありますが、固定されてないので無くさないよう注意しましょう。

ここまで外れれば清掃が楽にできますので、しっかり清掃しちゃいましょう!

清掃が終わったら戻していきます。

組み立ては下の赤丸のワッシャーの位置を調整して、

ベルトを指でつまんで邪魔にならないようにしながらプーリーを真下に入れていきます。

完全に押し込んで爪がかかれば完了ですが、押し込めない場合はワッシャーがずれて穴の邪魔をしてる可能性があるので、一度抜いて確認します。

あと、ワッシャーが脱落しちゃってないか、組付け後に横から確認しておきましょう。

モーターなども戻していきます。

先程のベルトを精密ドライバーなどを使って下のように引き出しておきます。

分解時は開いてモーターを外しましたが、同じような感じで戻そうとするとベルトとモーターの先端のギアがうまく入らない(ベルトが逃げたりしてうまく噛み合わないなど)ので、組み付けるときはモーターを先に入れる方が良いです。

モーターを入れます。

入ったら、緑色のパーツを精密ドライバーなどで回転させ、モーター内の軸(モーターの開口部から見えます)が一緒に回転するか確認しておきます。

もし回転しない場合は、モーター先端のギアがベルトにかかってない状態なので、モーターを一旦抜いて、ベルトを引き出し、もし変な形状なら緑色のパーツを回転させて、ベルトが良い状態になるようにしてから、再度モーターを挿入します。

緑色のパーツを回転させ、モーターの軸が回転するのが確認できたらOKです。

赤丸で囲った個所を手で広げながら、モーターなどの一式を真下に挿入していきます。
自分の場合は縦の方が入れやすそうだったのでそうしましたが、広げ方によっては横でも入るかもしれません。

かなりの力技なので、指を挟まないように注意してください。

無理そうなら2人で行い、力がある人が下部の黒いパーツを広げてる間に、他のパーツが干渉しないように軽く内側に押したりしながらモーター一式を下げてハメると良いと思います。

モーター手前のゴムは、下の写真だと突起がある個所が左下になっています。

もしケーブル穴が合わない場合は、モーターを回してちょうど良い位置にケーブルが来るようにすると良いです。

自分の場合は下のようにモーターの品番みたいなラベルが上に来る位置でした。

バネと黒い先端が三角のパーツを取り付けます。

右方向にスライドさせて挿入します。

首振り部分は下のようにケーブルが溝に入るようにし、

首振り部分は先端の突起を、ヘッド側の溝に入れます。

ケーブルが挟まらないように注意しましょう。

正常に入るとこんな感じです(撮影のためにバネのパーツははずしてあります)

真っ直ぐな状態。

左に90度回転

右に90度回転

ケーブルが引っ張られたり、挟まってないかチェックしておきましょう。

上部カバーを取り付けます。

下のように穴が2個所ある板がありますが、この手前に透明プラスチックが来るようにします。

こんな感じです。

ネジが入る棒など色々出てるので、無理に押し込まずに干渉してないか確認しながら入れていくと良いです。

右の突起を先に入れてもいいですが、上の板をうまく挿入できない場合は、突起は下のように後回しでも良いです。

上部カバーは、わりと簡単に曲がるので、下の画像だと前後にグイっとつまむと曲がって突起が後から挿入できます。

多分、このように後から挿入した方が楽だと思います。

最後に裏返し、ネジ4本を固定したら完成です!

お疲れ様でした!
動作確認してみましょう!

何回分解したか忘れたほど分解清掃してるので、今では凄い簡単に分解と組み立てができるようになりました。

しかし、最近また回転しなくなったので分解したところ、特に内部で巻き付いたりしておらず、モーターを手で回そうとしたところ、固着して回転せず、ペンチでグイグイ回したら何とか回転しましたが、ガリガリ音がしたり、スムーズに回ったと思ったら、また固着したり、ついにモーターが逝ってしまったようです。

ちなみにこのヘッドはD-DP22という機種ですが、適合するモーターを探したところ、「PV-BL30E8 005」というモーターがそうみたいです。
価格が送料込みで3600円ちょっとするので交換するか悩み中です。

 

という事で、おしまいです。

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