GIMPで縁取りがある円の描き方(ギザギザの有無など)

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円を描く:選択範囲の境界線を描画

この方法だと線がギザギザになるので次項からの方法で描画すると綺麗です

ツールボックスから「楕円選択」ツールを選びます。

「固定」で「1:1」にしておくと「真円」が描画できます。

円ができたら、「編集」から「選択範囲の境界線を描画」を選びます。

線スタイルを設定して描画(Stroke line)

「線スタイルを設定して描画」はこの画面から線の太さなどを指定して描画します。

「アンチエイリアス」がONでも拡大するとギザギザが目立ちます。
拡大しないとギザギザは目立ちませんが、他の方法に比べると滑らかさは劣ります。

以下は300%に拡大した状態です。

描画ツールを使用(Stroke with a paint tool)

「描画ツールを使用」は他の描画ツールの設定で描画します。

このため、描画したいツールで線の太さなどを予め設定しておく必要があります。

今回は以下のように周囲がぼやけたブラシを使ってみます。

ギザギザが気になる場合は「硬さ」を少し下げると滑らかな感じになります。

これも同様に300%に拡大した状態で見てみます。

「線スタイルを設定して描画」よりギザギザが目立ちにくいですね。

円を描く:縁取り

縁取りを円の線にする場合、「境界をぼかす」がONだとボケボケになってしまうため、OFFにしておきます。

「なめらかに」はONにします。

楕円ツールで円を選択します。

選択 > 縁取り選択

縁取り選択されました。

編集 > 描画色で塗りつぶす

選択 > 選択を解除

これも300%の状態で見てみます。

ここまででは一番きれいな円になっており、ギザギザも目立ちませんが、ややボヤけた感じになっていますね。

上記は300%に拡大した状態なので、100%の状態であれば、ボヤけはほとんど気になりません。

円を描く:パスに変換してからパスの境界線を描画

「選択範囲の境界線を描画」よりも「パスの境界線を描画」の方が滑らかな線になります。

楕円ツールで円を選択します。

選択 > 「選択範囲をパスに」

変換したら、選択 > 「選択を解除」で選択範囲は解除しておきます。

「パス」のタブから「目のアイコン」をクリックして作成されたパスを表示します。

編集 > 「パスの境界線を描画」と進みます。

描画できたら、表示させたパスの「目のアイコン」をクリックしてパスを非表示にします。

これも300%に拡大して確認してみます。

線がクッキリしつつ、ギザギザも最小限で非常に良い感じです。

円を描く:シェイプエディター

「シェイプエディター」は様々な図形を描くツールです。

シェイプはレイヤーごとに保存されるため、既存のシェイプレイヤーを選択状態で起動すると修正ができ、それ以外のレイヤーを選択してシェイプエディターを起動すると、新たしいレイヤーを作成してそこにシェイプが保存されます。

フィルター > 下塗り > シェイプ(Gfig)

別ウィンドウでシェイプエディターが起動します。

上部のメニューアイコンから選択することで様々な図形が描画できます。

メニューから選択できるのは以下のものです。

  • 直線の作成
  • 短形の作成
  • 円の作成
  • 楕円の作成
  • 円弧の作成
  • 正多角形の作成
  • 星の作成
  • 螺旋の作成
  • ベジエ曲線の作成
  • オブジェクトを移動
  • 1つのポイントを移動
  • オブジェクトのコピー
  • オブジェクトの削除
  • オブジェクトの選択

この右のメニューはオブジェクトの上下関係などを指定するものです。

図形はドラッグする事で拡大縮小されます。

中心がマウスのドラッグ開始位置なので、楕円ツールで言うと「中央から広げる」をONにした状態と同じような感じです。

このツールは線の太さなどを指定する「ツールオプション」が無いため、ブラシのサイズで描画されたりと、使い勝手がアレですが、図形用のツールだけあって、「正三角形」や「正四角形」などは「サイズ」の数値を変更するだけで自由に描けます。

似たブラシが無かったので線が細くなってしまいましたが、これも300%に拡大した状態です。

図形用ツールなだけあり、鮮明でギザギザも最小限です。

使い勝手さえもう少し何とかなれば良さげなツールだと思います。

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