URLに余計なパラメータが付いている場合の対処
Androidアプリで良いものがないか探していたところ、アプリ詳細にある「ほしいものリストに追加」と「インストール」ボタンがグレーアウト(薄く表示)されて押せませんでした。
以下が実際になったときの状態で、「インストール」を押しても何も起こりません。
正常な状態だと以下のように濃い文字で表示され、クリックすると反応します。
原因は、Googleの検索結果に「US」の「Google Play」の情報が出ているためで、この状態だと検索結果のリンク先URLに「&gl=US」というパラメータが付与されてしまい、アプリのサービス提供地域以外ではグレーアウトしてしまうという感じです。
この「&gl=US」というパラメータはGoogle Play内でページ移動しても引き継がれるため、除去しないとインストールできないアプリばかり!って事になっちゃいます。
ここでは省略しますが、Googleの多くのサービスはこれらのパラメータを受け取るので、例えば「hl=」というパラメータを変更すると日本語以外の言語で表示できたりします。
Google Playの「インストール」ボタンがグレーアウトした状態でブラウザのアドレスバーを見ると、末尾に「&gl=US」というパラメータがあるので変更して、キーボードで「Enter」すると正常に表示してくれます(この引数の出現箇所は末尾とは限らないので注意してください)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.balda.mailtask&hl=ja&gl=US
以下のように「US」という文字列だけ除去してもいいですし、
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.balda.mailtask&hl=ja&gl=
「&gl=US」という引数をまるごと消してもOKです。
パラメータを消してキーボードのEnterキーを押すと本来のページが表示されます。
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.balda.mailtask&hl=ja
Firefoxだとアドレスバーをクリックすると以下のように反転して入力状態になるので修正します。
Chromeも同じです。
「他のアプリの上に重ねて描画」が原因の場合
今回はURLの引数にUSを示すパラメータがついてた事が原因でしたが、スマホやタブレット本体にあるGoogle Playアプリでインストールボタンが押せない場合があります。
こちらは画面の上に重ねて表示する(オーバーレイ)アプリが原因の場合がほとんどです。
ダイアログ上を隠したり、重ねて表示できてしまうと、本来の意味とは違うダイアログ表示にできてしまい、これではセキュティ的によろしくないのでブロックしてくれている訳です。
ブルーライトカットアプリの「Twillight」の例です。
ブルーライトカットアプリは、画面上に暗いスクリーンを重ねて表示することで、本来より暗くしたり、オレンジ系の色にするため、「他のアプリの上に重ねて描画」を見ると「Twillight」がONになっているのがわかります。
上記のスイッチをOFFにしてもダイアログの「インストール」ボタンのブロックは解除されますが、一時的にオーバーレイ表示をやめてもブロックは解除されます。
「Twillight」は通知上からもアクセスできるようになっているので一時停止してみます。
通知を表示して以下のような「Twillight」の通知をタップします。
「Twillight」の操作ダイアログが出るので、左下の「一時停止」をタップするだけです。
これで「インストール」のブロックが解除されてインストールできるようになります。
戻す場合は通知が以下のようになっているのでタップし、
「再開」をタップするだけです。
アプリによっては、「他のアプリの上に重ねて描画」が原因でブロックされてますよ!と教えてくれるものもありますが、多くは「インストールボタンが押せない」だけなので結構困ると思います。
ダイアログで出たボタン類が押せない場合は、とりあえず「他のアプリの上に重ねて描画」を許可しているアプリがないか確認してみると良いです。
コメントフォーム