エアーホースリールのホース交換方法(自動巻取り)

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自動巻きエアーリールのホース交換記事です。

既にちょっと分解してしまってますが、対象は以下のホースリールで、カラカラとホースを引き出し、途中停止もでき、戻す時はゼンマイの力で戻っていくのでとても楽です。

かなり前に購入したものでメーカー名とか一切記載してないので不明ですが、7000円くらいだった気がします。

リールの中から豪快にエア漏れの音がするので確認したところ、根本のホース締め付け部がバキバキに割れており、試しに割れた部分を切断してきれいな部分を挿入してみましたが、入れてる最中に割れてくるのでホースが固くなって駄目になった模様です。

根本じゃないところも被覆が割れたりしてます。

温度の下がる冬とかは特に劣化したホースが割れやすいですね。

「POLYURETHANE-BRAID」とあるので、「編み込み補強された」ポリウレタンホース(PU)みたいです。

一番中央の根本はそのまま使うので、ホースも同じサイズにしました。

「6.5mm x 10mm」とあるので、内径6.5mm、外径10mmのホースです。

交換用に購入したのは以下です。

ネットだと質感がわからず、自動巻取りなので、もう少し表面がツルツルした滑りが良く、巻きグセの少ないものが良かったですが、とりあえずこれに交換してみます。

ホースが「ツルツル」で「巻き癖が少ない」っていうのは非常に重要です。
(自分の場合は巻きグセなどのせいで少し巻取りづらくなってしまいました)

分解していきますが、内部にゼンマイが入っており、勢いよく戻る(回転する)ので、革手袋などをして作業した方が安全です。

ゼンマイは開放してしまっても大丈夫です。

写真撮影するのを忘れて結構はしょってます。。。

根本の接続部分はガチガチだったのでカッターナイフで切って外しました。

カプラー付きですが、オスの方は使わないので切断します。

ホースが元のものより長すぎると最後まで引き出せなかったり、巻取りの抵抗になるので、長さも元のものと合わせるように切断するなどして調整します。

新しいホースを挿入しますが、秋~冬など寒い時期はホースが固くなって入りづらいので、ドライヤーで温めるか、お湯に少しつけて柔らかくすると挿入しやすくなります。

ホースを固定するバンドを先に入れておくのを忘れずに!

凹凸のある金具部分に水かつばを少しつけ、ねじり込むようにホースを挿入し、最後にバンドのネジをしめて固定します。

ドラムへ巻いたときに、ホースのクセとドラムの形状が一致するように金具の向きを調整しておきましょう。

ホースを戻しますが、向きがあり、下の赤丸のようにホースを保護するようなプラスチックがある側にホースが出るようにします。

ドラムに巻き付けていきます。

こんな感じです。

引き出し途中で停止したり、ゼンマイを巻き取るギアを戻します。

カバーを戻していきます。

この機種はホースが出ている開口部が比較的大きめなので、少し後の工程で組み付けてからゼンマイを巻きますが、開口部が非常に小さい機種の場合は組み付ける前にゼンマイを数回巻き、ロックする位置でホースを少し出して組み立てる必要があります。

エア漏れを防ぐ「シールテープ」をカプラー装着部分のネジに巻きます。
ホームセンターだとエアーカプラーとかのコーナーや水回りのコーナーとかで売ってます。

壁への取り付け金具を先に装着するのですが、忘れてシールテープを先に巻いてしまって、後でやりなおしました。

装着するオスカプラーは時計回りに締め込むので、シールテープも締め込んだ時に耐えるように、下のように時計回りに2周くらい巻きます。

シールテープはネジの凹凸がしっかり出るくらいしっかり引っ張りながら巻きます。

余ってワサワサしてる部分はハサミなどで除去しておきます。

そしてカプラーを締め込みます(壁への取り付け金具を装着し忘れてますが)

この時点で漏れが無いか、実際に接続して動作確認した方がいいと思います。
壁に固定したあとに漏れがあると面倒なので。

ホースが完全に中に入らないように防御するボールも移植しますが、とりあえず外すだけにします。

ボールを取り付ける前に、カプラをケース内に入れ、ホースを引き出す方向(下の写真だと右方向)に、ホースが巻いてある内部のドラムを5~6周回転させてゼンマイを巻いたあとに、ボールを装着します。

これをしておかないと後半の自動巻き取りが機能しなくなります。
最後まで自動で戻らない場合はさらに何周かゼンマイを巻いてみてください。

この時点で全部ゼンマイを巻くのは駄目で、ここで巻くのは巻き取りの最後の方でも巻き取れるようにするためです。
これをしないで組み立てると分かりますが、後半くらいから巻取りの威力が落ちて、最後は巻き取れなくなります。

ホースリールによっては一旦カプラーを外さないと回転できないかもしれません。

ゼンマイを巻いたらカプラを外にだしてボールを装着します。

スカスカでボールが移動してしまう場合は、ホースにビニールテープなどを少し巻いてからボールを装着すると良いです。

これで完成です。

ホースが少し「しっとり」したタイプで、「巻きグセが強い」ので、以前のようにスルスル滑らかに巻取りという感じでなく、ある程度滑らかに巻き取れるものの、ウネウネしたホースが引っかかる事があったり少し残念な感じですが、一応最後まで勢い良く巻き取れるのでOKかなと思い込む事にしました。

交換用のホース選びは非常に重要でしたので、「表面がツルツルで滑りが良く」「ホースにクセが少ない」ようなホースを選択すると良さそうです。

今回交換したホースが悪い物というわけではなく、自動巻きのホースリールに都合の良いホースを選ぶのが重要でしたが選択ミスしました。

以上、ちょっと失敗した感じのホースリール修理でした。。。

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