ブルワーカーは内蔵されたスプリングで負荷が発生するトレーニング器具で、工夫次第で非常に多くのトレーニングができます。
引っ張る動きだとチューブトレーニング(ゴムチューブ)もありますが、スプリングで負荷をかけるブルーワーカーだと初期から負荷があり、ストローク終わりでも過剰に負荷が上がらないので扱いやすいです。
チューブトレーニングも良いところがあり、ゴムチューブなので強いタイプに変更したり、本数を増やしたり、短くすることで負荷を上げる事ができるので自分好みに調整できる利点があるため用途によりけりという感じです。
分解するのは「ブルワーカーX5」で負荷がやや強めのタイプです。
ベルト交換時以外は工具不要で簡単に分解できます。
安定させた状態でグイグイと引っ張ると、下のように抜けかかるので斜めに抜くだけです。
抜き終わるまでしっかり押さえていないとスプリングに無理な力がかかるので注意します。
最初の位置だけ力が必要ですが、少し抜ければバネの力がかからなくなるので楽に取り出せます。
抜けました。
とてもシンプルな構造なので、シリコンスプレーなどで定期的にメンテナンスしてやると非常に長持ちします。
動作時にギシギシ、ガリガリと変な音がする状態で使い続けると、プラスチック部分がどんどん削れてしまうため、異音がしたら分解し、凸凹になったプラスチックをサンドペーパーなどで平坦にしてからシリコンスプレーを吹くと復活します。
サンドペーパーは#400~#800で凹凸を取り、#1000でならし、#2000で仕上げると新品みたいな良い動きに復活してくれます。
シリコンスプレーはKUREなどの大手メーカー製だと400円くらいで、ホームセンターなどのプライベートブランドだと200円くらいですが、ブルワーカーのメンテナンス程度であれば性能差は全く感じないので安いものでOKです。
シリコンスプレーはプラスチックに使える製品がほとんどですが、溶剤が入ったプラスチックに使えない製品もあるので念のため確認しておきます。
特に筒の内側が削れやすいので、筒の内側とスプリングにスプレーしておくと良いです。
凹凸の傷がある場合は適当な棒にサンドペーパーを巻きつけて磨いてからスプレーします。
普段のメンテナンスはこんな感じで手軽にできます。
1本はもう15年くらい使っていますが、たまにシリコンスプレーを吹く程度でノートラブルです。
まだベルト交換はしたことがないですが、ベルトも簡単に外れるので自分で交換できそうです。
交換するなら、市販の荷締めベルト(結束ベルト)がポリプロピレン(PP)やナイロン製なので近いんじゃないかと思います。
ベルト同士の結合は、硬いので大変そうですが、頑丈な縫い糸をつかって縫えば良さそうですね。
ベルトの外し方も凄く簡単です。
筒から外したあとに、ベルトが固定されているプラスチックを上に引き抜きます。
固定しているピンは刺さっているだけなので、ドライバーか何かで押してやると抜けます。
固着している場合でも軽くハンマーなどで叩く程度で抜けてくると思います。
おしまいです。
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