刈払機に巻き付き防止カッターが重ねられない場合の対処(ホンダ UMK435K1-UWJT)

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刈払機(草刈り機)の話しですが、ホンダのエンジン式刈払機「UMK435K1-UWJT」というのを使ってます。

巻き付き防止カッターという重ねて使う刃が売ってますが、この機種は刃の取り付け部分が1枚分の厚みしかないので2枚重ねる事ができず、これを何とか装着する方法を説明します。

35.8ccの4ストロークエンジンで、2ストロークに比べると重いのが難点ですが、ガソリンとオイルを混ぜる手間がなく楽なので愛用してます。

ワルボロっていう有名なキャブなのでガスケットやダイヤフラムなど消耗品なども互換製品が多く出回っており、純正品だとガスケット1枚で400円くらいしますが、互換品だとガスケット3枚+ダイヤフラムでキャブ1台分ですが、これが5セットで980円という破格の値段で手に入ります。

ダイヤフラムが少し固めなのか、アイドリングが低めだとエンストする場合がありますが、それ以外は全然問題ないので重宝してます。

下の段になってる箇所が刃を取り付ける箇所で、直径25.2mm、高さが2.1mmほどしかなく、一般的な刃は厚み2mmくらいなので1枚しか装着できません。

これが巻き付き防止カッターで、刃の上に重ねて使うと、刃にツルなどが絡まるのを防いでくれます。
絡まることはあるので絡まるのを減らすという感じですが。

実際に巻き付き防止カッターを置いてみると、突起が0.5mm以下ほどしか残りません。

さらに刃を重ねて置いてみると突起は完全に隠れて凹んだ状態になってます。
このままでも締め付ければ動かす事は出来ると思いますが、凹んでるので押さえ金具が外周しか押さえてない事になり、作業中に外れる危険もあって怖い状態です。

そこでこのワッシャーを2枚目の刃の内側に入れて装着します。

楽天の「ホームセンターブリコ」で購入したものですが、1つは「八幡ねじ ワッシャー ユニクロ M12×26 10枚入」というワッシャーで「M12x26x2.3」というサイズです。

「M12」というのは内側の穴の直径で、次の「26」というのは外径、最後の「2.3」は厚みが2.3mmという意味です。

ちなみに刈払機の「刃の穴の直径」は25.4mmですが、このワッシャーは外径26mmとあるものの、実寸だと25.4mmほどなのでほぼ同じです。
後述しますが実際にはギリギリ過ぎて入らないので外周を少し削って使います。

10枚入りで122円でした。

こちらはステンレスで厚みが2.0mmのタイプ。

厚みが0.3mm異なりますが、どちでも問題なく使えますのでお好みで。
ステンレスなので外周を削るのが少しだけ大変ですが頑丈です。

10枚入りで255円でした。

ノギスで計測してみると完璧に近いくらい同じ値(刃の穴の内径もこのワッシャーの外径も25.4mm)ですが、完璧すぎて微妙に当たってしまい入りませんので削ります。

下はM12のボルトの頭をグラインダーで落としたものです。

ネジの先端にナットを装着し、ワッシャーを入れてから、もう1つボルトを付けて締めます。

で、削る時は充電ドリルドライバーに装着し、「ヤスリ」や「コンクリートブロック」などに当ててドリルをウィーンと回転させてやると削れて外周が少し小さくなるので、削っては装着してみてギリギリ入る程度まで削ります。

ちなみに刃に入るようになったか試す場合、ナットはワッシャーより小さいので外す必要はなく、このまま試せます。

削り終わったら合体させます

凄いギリギリピッタリに削ったので、木の上に置いて木製のハンマーで少し叩き入れました。

巻き付き防止カッターの次に刃を乗せたところです。

刃押さえ(スプラインホルダ)を乗せ、

ボルトカバーのあと、ボルトで固定します。
少しボルトカバーが変形してきてるので、緩んでるように見えますがガッチリ固定されてます。

ボルトは逆ネジなので時計周りで緩み、反時計回りで締まります。

巻き付き防止カッターと同時に取り付けできました。

ちなみに今回装着したのは「高儀 EARTH MAN 斬丸 二枚刃」という刃で、チップソーと比べるとザクザク効率よく切れて気持ち良いです。
2枚セットで1300~1500円くらいと安いです。

ただ、固定式の金属ブレードなので石などが凄い勢いで飛んでいくため、周囲に何かある場所では危なくて使えないですね。

それと、ある程度のサイズの石に何度も当ててると変形してきてしまい、最終的に振動が出て使えなくなります。
裏返して両面使えるのですが、石がある場所だと両面使う前に変形して交換になっちゃいます。

下くらいまで変形すると振動が出てきて危ないので交換です。

下のはそれ以前まで気に入って使っていた「MARUYAMA ツインブレード 旋風」という製品です。

二枚刃の鉄板の斬丸に比べると切れ味は少し落ちますが、下のように両端のブレードが動くようになっており、固いものに当たっても刃が逃げるためキックバックが非常に小さく扱いやすい製品です。

また、刃も厚みがあり、石などに当たった場合に刃も少し逃げるので石に当たってもダメージが小さく、斬丸より圧倒的に耐久性も上でした。

しかし残念ながら販売終息になってしまい、久しぶりに購入しようとしたら以前は本体と刃が1500円くらい、替刃が1セット2枚で900円くらいだったのが、7000~1万円超えの価格になっててビックリしました。
2024/10/16現在確認したところ、売り切れになってたので誰かあの値段で買ったのかな・・・

あと、「ツインブレード 旋風」みたいな、硬いものに当たった時に刃が逃げるキックバックを弱める構造のブレードは最近の製品もあるのですが、プラスチックのブレードが主流になったみたいで、硬い石に当たると簡単に折れます。
そして重量バランスが崩れたブレードが暴れるので高回転で刈ってると結構ビビります。

キックバックが最小限で安心して作業するならワイヤー入りのナイロンコードの方が、プラスチックブレードの逃げる刃より、まだマシな感じがしました。
あちらは硬い石に当たっても割れたりしないですし。

今のところはキックバックも結構ありますが「高儀 EARTH MAN 斬丸 二枚刃」がザクザク刈れて気に入ってます。

という事で、おしまいです。

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