作業ライト「GENTOS ガンツ GZ-603」のバッテリー交換(仮)

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GENTOS(ジェントス) ガンツ 「GZ-603」のバッテリー交換記事です。

USB充電スタンド付きで、700ルーメンのバータイプ作業灯、先端に懐中電灯みたいなLEDが2つ、バー部分は明るさ2段階調整です。

調子良く使っていたのですが、フル充電後に点灯しても20秒も経たずに点滅を開始(バッテリー切れますよサイン)、その直後に消灯してしまう状態になりました。

とりあえず分解してみます。

下部(充電端子台部分)の左右のネジを外し、

中央も同様に左右のネジを外します。

中央を左右に少しズラすと、3ピンのコネクタがあるので外します。

グルーガンみたいなので固定されてますが、小さなマイナスドライバーでこじれば簡単に外れます。
下の画像だと、右方向に抜く感じです。

こいつが外れれば、上部のLEDバー部分と、下部のバッテリー部分が分離できます。

中央のコネクタを外すと、下部もズルズル抜けてきます。

かなりギリギリというかギュウギュウに詰まってるので、ケーブルが断線しないよう、反対側は一部空洞でバッテリーが見えるので、棒で押したりしながら引き出します。

抜くとこんな感じに、18650バッテリーが縦に2つ連結されたものが出てきます。

バッテリーのコネクタも抜きます。

「18650 5200mAh 3.7V」「19.24Wh」とありますね。

18650バッテリーが縦につながっており、この状態だと直列っぽく見えますが青いカバーを外すと、ニッケルプレートにスポット溶接されて並列接続になってます。

1個あたり2600mAhですが、市販のもので3000mAh以上の製品もあるのでパワーアップできそうです。

青いフィルムを剥がすと下のような感じで黄色い18650バッテリーが2本出てきます。

両方ともプラスが中央向きになっており、ニッケルプレートに溶接されています。

「INR 18650P」「9.62Wh」と記載があります。

両端がマイナスですが、これもニッケルプレートに接続されてます。

中央のプラス部分です。

4箇所に「点」がありますが、これがスポット溶接で、ラジオペンチなどで慎重にグイグイすれば、多少破れたりしますが剥がせます。

今回、無理やりはんだ付けしますが、スポット溶接だと「盛り上がり」がほぼ無く仕上がるのに対し、はんだ付けで盛ってしまうと、ケースに収まらなくなっちゃいます。

「18650」なので直径は18mmで、

長さは65mmです。

18650でも保護回路付きのものだと、長さが67mm~69mmほどと、保護回路の分だけ長いのでケースに入りません。

購入する場合は保護回路なしの18650にします。

今回は手元にあった「IMR 18650」を使います(右の黒い方)

標準のは「INR」ですが、中の素材が異なるだけで同じように使えます。

今回は早く使いたかったので「はんだ付け」にしましたが、はんだ付けするには、ある程度バッテリーの金属部分を加熱しなくてはならず、どのくらい耐えられるか不明ですし、最悪破裂する可能性もあるので、余裕があるなら「ミニスポット溶接機」と「ニッケルプレート」を買って修理するのをオススメします。

低い融点のはんだを使い、電池とプレートは予めサンドペーパーなどで表面を荒らしたあと、フラックスを必ず塗ります(弾いてしまうので)

仕上がりは度外視して、短時間ではんだ付けする事にだけ注意して作業しました。

凄い汚い仕上がりですが、軽く引っ張ったり、テスターでの確認では良さそうだったので、このまま組付けちゃいます。

右に見える丸いのは充電基盤だと思います。

写真を撮るのを忘れましたが、薄手の熱収縮チューブで固定し(なければ透明の梱包テープでも良いかも)、戻して行きます。

中央へ伸びるケーブルは、中央部分に余裕があるので、できるだけ伸ばすと邪魔になりません。

下部の充電基盤あたりのケーブルを納める部分は、かなり狭いので、ねじったりして上手く収めます。

点灯を確認し、点灯しっぱなしで放電させて何時間持つのか見ておきます。
標準バッテリーと同じ2600mAhなら、Highモードで3時間持つみたいなので、1.5時間以上点灯してれば、バッテリー2つが使われてると判断できるんじゃないかと思います。

私の使ったバッテリーは新品じゃないのもあって、テストでは2時間30分くらいで点滅しはじめました(そろそろバッテリー切れますよのサイン)

あとは正しく充電できるか確認し、再度点灯テストができたらOKです。

あと、最初に組み付ける際に少し強引に作業したところ、「充電中」もしくは「電源ボタン3秒押し」で点灯する「残量LED」が点灯しっぱなしになるトラブルがありました。

充電基盤は下部にありますが、ケーブルのスペースに余裕が無いので、無理やり押し込んだ事で、どこか短絡したり、絶縁不良を起こしてたのかなと思います。

再度取り出し、バッテリーなどは剥き出しのまま、中央のコネクタを接続してテストしたところ、「残量LED」は正常な動きでした。
ケーブルに無理がかからないよう注意しながら再度組み付けたところ、今度は正常な動作になりました!

はんだ付け箇所など、不安の残る仕上がりですが、今のところ、「0%まで使って満充電」を3回しても問題なく動いてくれてるので、一応直った?と言えそうです。

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