鍵穴の動きが渋い場合の潤滑剤について

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鍵穴用の潤滑スプレーには鍵メーカーの美和ロック(MIWA)の「鍵穴専用潤滑剤 スプレー 3069L 480ml」を使っています。

鍵穴の動き回復には抜群の効果があり、相当動きが渋くなった鍵穴でもこれを吹いて何度か動かすと復活しちゃいます。

家庭で使う潤滑剤としてはシリコンスプレーが安くて万能ですが、鍵穴に液体の潤滑剤を使うと砂やホコリを呼び込んでしまい、一時的に良くなっても時間の経過でさらに悪化する事があるため、鍵穴には粉末の潤滑剤を使います。

美和ロック(MIWA) 3069L

480mL入りで2415円(100mLあたり約503円)と高価ですが、ワンプッシュで効果抜群なので中々減りません。

鍵穴用の潤滑スプレー

「電気的絶縁性が大きいため電子錠にも使用可能です」とあります。

KUREのドライファストルブは鍵穴(電子錠タイプ以外)とあるので、電子錠にも使う場合はこちらを選ばないとダメですね。

ワンプッシュするだけで、かなりの量の白い粉が噴射されます。

触った感じは小麦粉みたいな感じで、吹いたあとに鍵を挿すと鍵にも付着するため、何度か入れて回して鍵を拭きとってを繰り返します。

上記の写真は中央に固まって噴射されていますが、その周囲にも粉が広範囲に散らばるので、付着すると困る服を着たまま噴射しない方が良さそうです。

KURE ドライファストルブ

300mL入りで600円ほどなので、100mLあたり200円とお手頃です。

MIWAの3069Lは100mLあたり約503円でしたので、2.5倍の価格差です。

汎用性の高い潤滑用フッ素スプレー

用途に鍵穴とありますが、鍵穴(電子錠タイプ以外)とあるので電子錠には使えません。

スプレーしてみるとわかりますが、吹いた直後は溶剤で濡れた状態になるため短絡してしまうのでしょう。

ただ、この溶剤のおかげで洗浄効果もあります(油性マジックなども消えます)ので、「パーツクリーナー + フッ素の潤滑」みたいな使い方ができます。

背面の説明欄を見ると「炭化水素系溶剤」とありますが、これは洗浄力がありつつプラスチックなどに影響を与えにくい溶剤なので、プラスチックにも安心して使えます。

スプレーすると溶剤入りのフッ素の粉末が出ます。

臭いはパーツクリーナーみたいな感じで、結構ピンポイントで噴射できます。

噴射直後は濡れていますが、

数秒すると溶剤が揮発して粉だけが残ります。

実際に動きが悪くなった鍵穴で試したところ、「MIWAの3069L」だと一瞬吹くだけで動きがよくなったのに対し、「KURE ドライファストルブ」だと数回吹いて同じ程度に回復しました。
この差は「MIWA 3069L」の方がワンプッシュで出る粉末の量が多い事による違いかなと思います。

家中の鍵穴で試しましたが、回復した後の動きは両方とも大差なく、どっちを使ったかわからなくなりました。

電子錠にも使いたい場合は「MIWA 3069L」、洗浄も兼ねたい場合は溶剤入りの「KURE ドライファストルブ」という感じでしょうか。

家庭で大活躍のシリコンスプレーの代わりになるかな?と思いましたが、パウダー状のため定着しづらく、鍵穴には最適ですが、それ以外の箇所ではシリコンスプレーの方が万能な感じでした。

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