精米機の作業手順(循環式精米機で精米しよう!)

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循環式精米機について

祖父が農業をやっていたので、玄米を保管する「保冷庫」で保管しておき、1ヶ月おきくらいのペースで精米しています。

使っている精米機は古いタイプの「循環式」で、1度に30kg精米できますが、タンクが大きめなので逆に少量だとうまく循環せず精米できないため、少なくとも20kgは必要です。

どんな感じで精米するのか実際の作業手順を紹介したいと思います。

「マルマス機械株式会社」の「マスペットGL-1型」という精米機です。

外箱はボロボロです。

高さが103cm、幅54cm、奥行き59cmと結構なサイズです。

本体重量は43kg

相当古い機種ですが、タイマーが壊れている以外は問題なく仕事してくれます。

動作中は「66dBA~70dBA」と、そこそこ大きな音がします。
真横に居る人との会話は、少し大きな声でしゃべらないと聞こえないくらいの騒音です。

始動時と停止時には一瞬だけ「80dBA」くらいの音がします。

精米手順

掃除

前回きれいに掃除しても虫が湧いてしまう事があるため、使用前に必ず掃除します。

掃除の主役はエアーコンプレッサーです。

吹き飛ばし掃除をしてなかった頃は、米ぬか(玄米の削りカス)が精米機に残ってしまうので虫が湧いて大変でしたが、だいぶマシになりました。

上のはリョービの「ACP-50」というコンプレッサーで、750Wなので15Aのコンセントで2台ギリギリ使えます。

家庭のコンセントはだいたい15Aのブレーカーから来てるので、あまり馬力のあるコンプレッサーだとブレーカーを増設してもらわないと使えませんが、上記のように同じ仕様のコンプレッサーを複数用意して別のコンセント(別のブレーカーから来てるコンセント)から取れば同時に動作させてもOKなので、ハイパワーなコンプレッサーより扱いやすいです。

うちは3台使っていますが、750Wのコンプレッサーでも3台あれば大量のエアーを必要とするエアーツールでも良い感じに動作してくれます。
電動工具と違ってエアーツールは安いのも利点です。

ゴミ掃除くらいなら1台でも使えますが、吹くとすぐ圧力が下がるので再び十分な圧力になるまで結構待つ必要があります。

排出口やレバー位置の確認

排出レバー

精米後に米を取り出すレバーです。

米の投入前に閉じてることを確認します。

シャッター

精米する通路へ入る入口の開閉度合いを調整するレバーです。

一般的な硬質米は「1」の位置ですが、新米など湿度の高いの軟質米は「1.5~全開」に合わせます。

抵抗レバー

精米の負荷を調節するレバーですが、負荷が高すぎると米が粉々になってしまうので、米の状態がよくわからない場合は最弱の「1」あたりで15分~20分くらい精米して様子を見たりします。

JAなどでまとめ買いすると、同じシーズンの米なら状態も同じなので前回の状態を覚えておくと良いですね。

このレバーを操作すると、精米通路の出口が変化します。
米が通路を通りにくくすることで負荷が上がる仕組みです。

以下は負荷レバーが0の状態です。

以下がMAXの状態。

「D」みたいな形状の金属パーツが出口を狭めているのが確認できます。

玄米をタンクに入れる

タンク内側には基準線があり、30kg入れるとここまできます。

米を入れるときは肩にかついで、ロケットランチャーを構えるみたいにして入れると楽です。

説明では30kg入れてくださいとありましたが、20kgでも精米できました。

ただし、試しに10kgにしてみたところ、少なすぎてうまく循環せず精米できませんでした。

精米開始

自分のところは愛知県なので60Hzですが、地域によって違うので合わせます。

水分少なめな硬質米ならタイマーの指示通りで良いですが、軟質米だったり米の状態がわからない場合は15分~20分おきに様子を見た方が良いです。

負荷調整

精米機の動作中に抵抗レバーを下げるとアナログの抵抗メーターの針が動きますので、グリーンの位置に来るよう調整します。

硬質米だと上記の指示通りでOKですが、水分の多い軟質米だと途中で急激に負荷が上昇して粉々になる事があるので注意します。

負荷が低くても時間をかければ精米は少しずつ進んでいくので、よくわからない場合は負荷レバーは最弱の「1」にし、20分おきに精米具合を確認して精米が進んでるようなら「1」のままさらに20分、精米が全く進んでないようなら少し負荷を上げて様子見します。

ちょうど今回使った米が軟質米で、抵抗レバー「1」の状態で、精米時間は合計「50分」がベストでした。

抵抗レバーが「1」だと負荷ゲージがほとんど上昇しませんが、米の見た目で判断すればOKです。

奥の方から下へ吸い込まれ、手前から出てくる感じで循環します。

動画で見ると、グルグル循環してるのがわかります。

お好みで精米前の玄米や、精米が少しだけ進んだ米を少量取り分けておいて、普段のご飯に少し混ぜて炊くとプチプチした食感や玄米の香りが加わるので、普通のご飯に飽きたらオススメです。

ぬか取り(米糠)

米の表面にはヌカ(削りカス)が大量についているので、負荷を0にして「20分」動作させます。

これも見た目で判断すればよく、ヌカが十分に取れたら途中で終了してもOKです。

ヌカ取りをする前は以下のように米に粉が付着した状態ですが、この工程でキレイに取れます。

米の取り出し

排出レバーを引くと米が手前から出てきますので、予めザルなどを置いてから開放して取り出します。

精米直後は入り口が詰まった感じで出てこないので、排出レバーを引いた状態で「精米機を何度か動作させる」と出てきます。
精米機のON/OFFを何度か繰り返す感じです。

最初が詰まってるだけなので、ある程度出たら排出レバーの操作だけで残りは取り出せます。

ジャーっと出てきます。

JA(農協)の米は石などが混じってる事はありませんでしたが、色々なお店で玄米を買っていると、まれに小さな石が混じってる事があるので、この時点でチェックしておくと良いです。

そのままだと米が少し内部に残ってしまうので、これもエアーコンプレッサーで吹きながら全部出してやります。

ただし、エアーで残った米を追い出す際に、内部からヌカの塊が出てくる事があるので注意します。

下の石のように見えるものが、エアーで吹いたときに出てきた「ヌカの塊」です。

きれいな米に混じってしまうと取るのが面倒なので、最後にエアーで吹いて残りを出す場合は別のザルで受けた方が良いですね。

湿度が高めの軟質米を精米してると、こういった塊が内部の見えない箇所に付着しやすく、何かの拍子に出てくる事があります。
季節や保管状態にもよると思いますが、軟質米だと出る事があり、硬質米だとほぼ出ないです。

もし入っていても、粉状の「ヌカ」が水分で固まってるだけなので、米を研ぐときに崩れて無くなるので大丈夫ですが、暖かい時期だとカビが少し心配ですね。

掃除・片付け

横がヌカを貯めるボックスになってるので取り出して捨てたあと、ブラシやエアーでの吹き飛ばし掃除をします。

ヌカなのでベージュ色ですが、ギリギリまで精米すると上の方に少し白い粉が混じってきます。

好みの度合いに精米できますが、精米しすぎると炊いた時にお米のつぶつぶ感が弱い気がするので、ちょっと足りないくらいが良いような気がします。

精米すると米が少し熱を帯びるため、蒸発した水分とともにヌカが色々なところに付着しますので掃除しておきます。

硬質米だと熱を帯びてもそこまで付着しないので、片付けも多少楽です。

冬の間はよほど暖かい地方以外は虫が湧く事はありませんが、春~6月頃になると幼虫(芋虫)が、夏頃になると成虫(蛾)が湧いてきます。

エアーでの吹き飛ばし掃除で見た目は完璧に見えても、入り組んだ構造に残るわずかなヌカのカスで湧いてしまうので、ある程度は仕方ないかなと思います。

米びつ用の虫除けをぶら下げたりもしてみましたがタンクの口が広くて開放された状態なので効果無しで、ハーブの虫除けは米に臭いが移ってしまいそうですし、悩みのタネです。

その他

米の保管

玄米はしっかり口が閉じられていますが、暖かい場所に置いておくと未開封でも虫が湧く事があります。

うちは15℃をキープする保冷庫に入れており、こうすると1年経過しても虫がわきませんので、床下収納がある場合は温度や湿度をチェックしてみると良いかもしれません。

精米後の米も1ヶ月~1.5ヶ月くらいで消費できる量なら虫が湧きにくいので、虫が湧いてしまう場合は消費できる量だけ精米し、残りの玄米は「保冷庫」や「床下収納」、冷蔵庫の「野菜室」で保管すると良いです。

冷蔵庫で保管するなら「野菜室」が良いです。
「冷蔵室」は冷気が循環しているので乾燥しやすいですが、「野菜室」は密閉状態のため湿度が安定しています。
温度は2℃~7℃とやや低いですが、臭い移りを防ぐために密閉容器に入れて野菜室で保管すると良い状態で保てます。

あと、保冷庫で1年保管しても、軟質米が硬質米になるような変化はありませんでした。

米の消費量

家庭によって異なると思いますが、うちは6人家族(子供3人)で1ヶ月20kgの玄米を消費しています。

精米すると殻などが取り除かれて湿気などの影響を受けやすくなるため、あまり大量に保管すると状態が悪くなってきてしまいます。

米が無くなるタイミングで「米びつ」の掃除もすると思うので、消費量を観察して最適な量が保てると虫が湧く事も少なくなると思います。

ミニ精米機

色々な米を少量試してみたく、5合くらいの小型精米機も試しました。

うちの精米機だと玄米30kgで50分くらいかかりますが、小型精米機だと5合分が4分で精米できました。

炊飯器くらいのサイズで手軽ですが、ほぼ毎日精米と掃除が必要なのと、屋内に置く事もあり、少しでもヌカが残ってると部屋に虫がわいてしまうのが困りました。

違うお米を色々試したい研究家タイプの人には合うと思いますが、そうでない場合はコイン精米でやった方が後片付けも無いので楽です。

精米度合いを自分で調整できるので、全く精米しない「玄米」から、半分精米した「5分つき米」から「白米」まで、好みのお米を楽しめるのが最大の利点です。

大型精米機の場合は、精米途中にボールなどですくって取り出せば同じように精米度合いが違うお米になります。

中古の精米機

オークションなどで中古の精米機も売っており、私と同じタイプだと1万円くらいで中古が購入できます。

ただし、サイズ・重量ともにあるので送料が5000円~1万円ほどかかります。

30kgなどの単位で玄米を買うと小売より安いので、精米機の設置場所や玄米の保管場所が確保できるなら選択肢に入れても良いと思います。

よくわからない場合は、「農協」に相談してみると色々教えてくれるのでありがたいです。

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