スッポン式のハンダ吸い取り器の比較「HAKKO No.20G」 vs 「ENGINEER SS-02」

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白光(HAKKO) スッポン No.20G

本体は約1500円、先端の白い部分は交換可能で約350円です。

吸込量は20cc、全長約24cm、ボタンは伸びた状態からロックがかかるまで約6.5cm。

先端からボタン中央まで約14.5cmと、吸い込みボタンと先端の距離が遠いので、逆手に持って作業した方が楽ですが、かなりギリギリなので手の小さめの人だとポンプの圧縮も含めた片手での操作はきついと思います。

はんだ吸い取り器

耐熱もバッチリで、こて先温度を420℃に設定しても変形してきません。

ハッコーのスッポン

分解清掃も簡単にできます。

ハンダ吸い取り器の分解と清掃

以下の黄色いパーツを下に押し下げて圧縮しますが、ここが微妙にグラつくことがあるのが気になります。

ただ、シンプルなので壊れても硬めのUVレジンなどで補修できそうです。

先端は硬いので多少隙間ができますが問題なく吸えます。

ハンダ吸い取り時の隙間

耐久性は高く、押し下げの黄色いパーツ以外は全く不安ありません。
黄色いパーツも、たまにグラっとする程度で、下げる時の角度によるものかもしれません。

先端も交換可能ですが、こて先420℃で常用しても劣化はほとんどありません。
とても頑丈です。

ENGINEER SS-02

HAKKOの20Gで満足していましたが、良さそうなスッポンがあったので購入しました。

ENGINEERのSS-02です。

ポンプ容量は9ccですが、12cc相当のパワーがあるらしいです。

本体約2200円、先端のシリコンチューブは5cmの2本入りで270円ほど。

5cmのシリコンチューブが本体に1本付属してきます。

6mm~8mmくらいに切断して使うので、5cmの2本入りだと、6mmなら16回分(1回分あたり約17円)、8mmなら12回分(1回分あたり22.5円)ほどです。

先端がシリコンチューブのハンダ吸い取り器

SS-02の先端直径は2.8mm、付属のシリコンチューブは内径2mm、外径3.7mm~4.0mmほど、先端のシリコンチューブは耐熱温度が350℃となっており、内径2mmで耐熱のシリコンチューブがあれば代用できそうです。

こて先温度370℃では当たった箇所が軽く薄茶色になりますが問題なし、420℃の設定でも多少茶色くなって微妙に変形することがありますが問題なし。
耐熱温度は350℃とありましたが、結構余裕を持たせてあるのかもしれません。

全長は15.4cmほど、先端からボタン中央まで10.4cmと短く、伸びた状態から縮めるまでの距離も4.4cmほどなので、片手で全部操作可能です。

これは本当に楽で、効率がとても良くなりました!

エンジニアのSS-02

Oリングや先端のシリコンチューブを除くと、全て金属製!
肉厚なのに軽いので恐らくアルミじゃないかと思います。

バリなども一切なく非常にクオリティが高いので、触ってて心地良いので買ってからしばらくスリスリして感触を味わってました。

ハンダ吸い取り器の外観

前後ともネジになっており、左に回転すると簡単に分解清掃できます。

エンジニアSS-02の分解と清掃

特に凄いのが密着性!めちゃめちゃしっかり吸えます!

しっかり押し付けると、こて先が見えなくなるくらい密着します。

押し付けて使っていると、シリコンチューブが溶けたり変形するより、切れ目が入ってきてしまうので、そこそこの頻度で交換が必要ですが安いのでOKでしょう。

これまで使っていたHAKKOの20Gが20cc、これが9ccなのでパワー不足かと思いましたが、こちらの方がパワーがあるくらい吸いますし、吸い込み失敗が段違いに減りました。

先端にシリコンチューブ装着っていうアイデアは素晴らしいです!

ハンダごてとスッポンが一体になったタイプ(サンハヤト はんだシュッ太郎NEOなど)もありますが、これでも駄目な例が出てくるなら試してみたいと思います。

おまけ:SS-02のマニュアル(台紙)

ハンダ吸い取り器SS-02のパッケージ画像と説明書

ハンダ吸い取り器SS-02のパッケージ画像と説明書

ハンダ吸い取り器SS-02のパッケージ画像と説明書

ハンダ吸い取り器SS-02のパッケージ画像と説明書

捨てちゃった人にどうぞ。

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